お誘い

2011年からスタートした免疫サマーインターンシップを今年も開催いたします。これは好評をいただいている日本免疫学会主催の免疫サマースクールと連動して、希望者のみを対象におこなう、実際のラボに滞在して研究活動を体験していただく企画です。

 これまでのサマースクールでは免疫初心者からポスドクレベルまで幅広く、座学による教育を行ってきましたが、免疫の世界に興味はあっても、どのような実験を、どのようなライフスタイルで行うのか、実感できる環境が与えられている人は限られていました。サマーインターンシップでは、免疫学会評議員等のうち受け入れ対応可能な先生方、また米国、ドイツなど国外の先生方にご協力頂き、サマースクール参加者の中からご希望の学部学生・高専生・修士/博士院生等を対象に、平日4日間程度、1~2名が、希望するラボに滞在して見学、セミナー参加や簡単な実習を行う環境を提供します。

 対象は、今回のサマースクールに参加する方のうち、将来、修士課程あるいは博士課程大学院進学を視野に入れている方、将来ポスドク、企業などの研究職に就くことを視野に入れている博士課程大学院在籍者等です。

 ホストラボでどのようなことをするのかは各ラボで異なりますが、概ね下記を想定しています。

  • ラボで通常行われているジャーナルセミナー、プログレスセミナー、および、ゲストによるセミナーに参加して意見交換する
  • ラボで行われている実験を見学したり、データ解析の方法、プレゼン資料の作製を実習する
  • インターン生が興味を持っている研究領域についてプレゼンし、意見をもらう
  • 最新の論文を読んで内容をプレゼンし、意見交換する
  • 研究計画書の書き方の指導を受ける
  • 近隣のラボの教授陣との懇談や研究施設の見学、博物館等の見学

 短い期間ですが、積極的に学び取る姿勢があれば貴重な経験になることでしょう。

 免疫サマースクールに参加される、あるいは過去に参加されたことのある若手の皆さん、免疫サマーインターンシップにも積極的にご参加ください。

  

日本免疫学会 免疫サマーインターンシップ2014
オーガナイザー一同(日本免疫学会教育推進委員会)
石井 健(医薬基盤研/大阪大)、渋谷 和子(筑波大、教育推進委員会委員長)、反町 典子(国立国際医療研究センター)、高井 俊行(東北大)、高岡 晃教(北海道大)、安友 康二(徳島大、2014年オーガナイザー代表)、山崎 晶(九州大)